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アイスランドコラム、連載スタート!
アイスランド音楽ドキュメンタリー映画『スクリーミング・マスターピース』公開に伴い
ICELANDia(アイスランディア)代表 小倉悠加さんによるアイスランドコラムが始まります!
アイスランドに興味がある方はモチロン、今まで興味が無かった方、全く知らないという方も必見です!お楽しみに。


小倉悠加さんプロフィール
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アイスランド ICELANDia(アイスランディア)というアイスランド専門の音楽レーベルとネットショップを運営している小倉悠加です。アイスランド音楽ドキュメンタリー映画『スクリーミング・マスターピース』の日本公開に伴い、日本のみなさまにアイスランドのあれこれをご紹介する役目を仰せつかりました。

 日本にアイスランド専門の音楽レーベルやウエッブ・ショップがあったとは、コアな音楽ファンでもご存知無かったことでしょう。・・・でもあるんです、っていうか、私が作っちゃいました。だって、誰もやってなかったし、誰もやりそうになかったから。日本で唯一だし、アイスランド国外でも唯一の存在です。
 
 「へ〜、珍しいですねぇ」とみなさんから言われます。「何でまたアイスランドを?」ということも。
  
 かなり大昔の話までさかのぼれば、私は高校時代から音楽評論家のアシスタントを努め、大学を卒業後はレコード会社の洋楽ディレクター職を数年間やっていました。その後、フリーランスでの仕事を始め、通訳や翻訳に加えて、業務委託で海外渉外をやったり、時にはアルバム解説も書いていました。その中で特に目立った活動は、何と言ってもカーペンターズの解説を書くことで、現在発売されているカーペンターズの日本盤のほとんどが私の解説になっています。
 
 どうも私はひどく凝り性で、好きになるとトコトン追い詰める(?)性格のようです。カーペンターズは中学生からの大ファンで、調べられるところは調べ上げていたため、私が書いた解説はかなりマニアック。その上、カーペンターズが大好き!というファン魂も熱く色濃く出ていたのか、解説執筆に加えて、例えば雑誌の特集や、テレビやラジオの特番等、カーペンターズに関係は何らかの形であらゆるものに関わってきました。自分で出版物も作ったし、果てはアメリカの番組まで出演したし----。

 大好きなグループとオフィシャルに関われるのは大変に嬉しいことではあるけれど、シンガーであるカレン・カーペンターは1983年に亡くなり、既に完結したグループのことを長年書き続け語り続けることに、ある種の不健康さを感じていたことも確かです。
 
アイスランド そんな時に舞い込んだのが、「有料コンテンツとして、アイスランド音楽のサイトを作ってほしい」という依頼でした。2002年秋のことです。
 
 え、アイスランド??!!!そして始まったのが、アイスランドの猛勉強です。

 しかし勉強するといっても日本語になっている資料や文献がほとんど無い!かろうじて見つけ出した数冊の本を読んではみても、レイキャヴィークについては首都であるということ以外書いていないし、まして文化面に関しては皆無。これは本当に参りました。
 
 それでも理解できたことは、アイスランドと日本には意外にも共通点が多く、何となく親近感のわく国であるということ。そしてあまりにも情報がなさすぎて意地になって調べていくいちに、アイスランドがものすごく魅力的に思えてきたのです。
 
 そして訪れたのが、アイスランドへの出張の機会でした。
 
アイスランド これが本当に面白かった!なにせ人口30万人の小さな国なので、(多少の誇張はあれど)国中が親戚みたいなもの。まして同じような職業や業界にいればみな知り合いばかり。だから一人を知れば全員を知ることに等しくなり、あれよあれよという間に知り合いや顔見知りが増えていきます。アイスランド関係のイベントの下準備のために現地へ向かった訳ですが、全くの手探りだと思っていたのが、最初に会った人が私がそれに関する指針を全部丁寧に教えてくれたのにはびっくり。規模の違いもあり、英米の音楽業界で一人に会っただけぜ、全てが見えてくることはまずありません。

 人はみんな親切だし、心優しいし、水も空気もおいしいし、街は小さくてもあれやこれやの楽しいイベントが散りばめられているし、何が起きているのか知らなくても、必ず誰かが教えてくれる。東京のような大都市では絶対にあり得ないことが日常茶飯事で、つまりは彼らの日常は、私の非日常で、これが本当に笑ってしまうほど面白く驚きに満ちていました。
   
 レイキャヴィークは居心地がよくてクセになり、現在までに6度ほどアイスランドへ行きました。もちろん音楽も目的のひとつですが、アイスランドの文化的側面や、レイキャヴィークの街についての文献が実質的に全く無いので、そういった本を書くための調査でもあります。今の日本に必用なのは、レイキャヴィークのカルチャー・ガイド的な本で、日本の音楽ファンやアート・ファンに、アイスランドの文化がいかに質が高く、それでいて世界に知られずにいるかを知ってほしいし、実際に現地に足を運んだ時に役に立ってほしいからです。そしてそれは、映画『スクリーミング・マスターピース』で垣間見られる世界そのものでもあります。
 
 映画にはアイスランド音楽シーンに特有の、いくつかの特徴がよく出ています。例えば、アイスランドの音楽コミュニティの絆が強く深いかは、言葉の端端から伺えることでしょう。楽器の貸し借り、バンドの掛け持ち、仕事の掛け持ちなどは当たり前。有名無名も関係なく、有名人に群がったり特別扱いすることもなく、逆に国際的な有名人だからこそレイキャヴィークではそっとしておいてあげようという心遣いも。
 
 アイスランドの音楽シーン入門には最適な映画ですが、それでも画像ではまだまだ分からないよなぁと思うこともたくさん。例えばアイスランド最大の音楽フェスIceland Airwavesは、あちこちのシーンに使われているものの、細切れだと全貌がわかりにくく、そこらへんは実際に行った方が百倍面白い!なので、去年に引き続き今年も私はこのフェスを見に行くツアーを企画しています。去年はフェス中に街中から2晩も続けてオーロラが見えましたっけ。
 
 私はアイスランドと音楽が大好きなので、音楽レーベルを作りましたが、音楽以外にも素敵なところが満載のアイスランドを、政治経済や環境問題も含めてあれこれとご紹介しています。
 アイスランドという国の名前を耳にする機会は近年増えてきたとはいえ、一般にはまだまだ未知の国なので、この機会にアイスランドのあれこれを楽しくご紹介できればと願っています。いわば凝り性のお裾分けです。
 
 小倉悠加
 (有)アリヨス・エンタテイメント
 
 ⇒アリヨス・エンタテイメント
 ⇒ICELANDiaショップ
 ⇒ICELANDiaブログ
posted by: SCREAMING MASTERPIECE | アイスランドコラム | 20:22 | - | - |