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【コラムvol.8】サウンドトラックには絶対に来そうな期待の新人がいっぱい!
 映画がアイスランド音楽の縮図であるように、サウンドトラックも当然シーン が一望できるようになっていて、実に感心。輸入盤は1枚ものだけど、日本版は 2枚組で収録曲数もグンと多く、お買い得感アリ。

サウンドトラックスクリーミング・マスターピース
オリジナルサウンドトラック

好評発売中!
¥2,940(税込)


 Disc-1は、映画出演者で固められていて、レーベルを越えたあれこれが散りばめられています。収録曲を眺めると、この映画が撮影された2003-4年の時点では無名だったアーティストが、映画が日本公開に至った2007年までに割と知られる存在になっていることに驚きを覚えると同時に、やはり粒ぞろいだったよなぁと、改めて感じます。

 あの当時はアイスランドの音楽といっても、アイルランドと間違えられるか、「アイスランド?そんなところに何がある?」というリアクションで、アイスランド=辺境音楽といった捉えられ方でした。ただ、既にビョークという大物は存在していたし、シガーロスの人気が爆発し始めたところでもあったし、ムームも勢いに乗ってきて、ムギソンがシーンに躍り出て、そういう点で国際的なポテンシャルがしっかりと見えていたアーティストが続々と躍り出た時期でもあります。

 だから確かにものすごく面白かった(今でももちろん面白いし)。日本では、全く誰も知らない存在でも、音楽のクオリティも演奏技術も素晴らしいし、個性豊かだし、ここにフィーチュアされているアーティスト達は、必ず近い将来認められる時が来るだろうと感じていました。特に私の大のお気に入りはヨハン・ヨハンソンで、彼は2007年7月に東京で初ソロ・ライブを行い、大好評を博したことは記憶に新しいところ。

 そして何よりもこのサウンドトラックが素晴らしいのは、アイスランド人の伝統であるリームルを大きく取りあげていることでしょう。若い世代が伝統を学び、独自の感性で租借して、活動の奥行きを広げることは、ビョークも言及している”アイスランド人であるアイデンティティ”にも、音楽的にも、とても大切なことだと思われます。

 シガーロスが演奏をつけたステインドールも全く違和感がないどころか、ごく自然に伝統と現代のロックが共存するし、映画では取りあげられていませんが、アイスランド本国では例えばヒップ・ホップとリームルの共演盤が非常に高い評価を得た時期がありました。「Odin's Raven Magic」は壮大な試みで、私はその意味も何もわからないけれど、それでも聴く者を圧倒させる何か深い歴史を感じさせ、サウンドトラック全体を引き締めているようです。

 その他、元シュガーキューブスのエイナール・オウルンによるゴースティギタルは今やアイスランドでは台風の目のような存在だし、アミーナはこの6月に最近アルバムを発表。当時新人だったフェロー出身のアイヴォールは9月に来日だし、新生ムームは9月にニュー・アルバムを出して、Iceland Airwavesで大活躍の予定。

 Disc-2は日本だけのボーナス・トラックで、2006-2007年におけるアイスランド期待の新人が揃っています。ただしこちらはレーベルが Smekkleysaに限られているので、若干の偏りは仕方ない。ここでは一曲ずつしか聴けませんが、全アーティストが個別にアルバムを出しています(全てICELANDiaのショップに揃っています)。
 それぞれをかいつまんで説明すれば・・・
 
星スカッカマナゲ(Skakkamanage)はムームのオルヴァルとグンナルも参加するプロジェクト。男女のヴォーカルが中心なので、どことなく新生ムームの雰囲気に共通するところがあり、かなり注目度大。
CDSkakkamanage 『Lab of Love』

星ディクタ(Dikta)のライブを初めて見たのは2003年で、以来、年々歳々ライブの腕を上げて、2007年には5年ぶりのアルバムをリリース。別のグループかと思うほどの成長ぶり。ドラマチックなところはよりドラマチックに、メランコリーはよりメランコリーになり、ロックするところはメタル張りに響かせ、これぞロック・バンドという風情。
CDDikta 『Hunting For Happiness』

星スカゥタル(Skatar)は以前EPを出していて、2007年にフル・アルバムを発表。モグワイとブラック・サバスを足して2で割ったと言われていて、そういった異素材のような音楽が混ざり合う。駐日アイスランド大使がロック好きで、私がこれを見せたとたん「おぉ、アルバムを出したか、興味あるよ」と御購入になりました。
CDSkatar 『GHOSTS OF THE BOLLOCKS TO COME』

星個人的に気に入っているのがこのマムット(Mammut)。2004年のバンド・コンテストで優勝した期待の新人。ちなみに前年2003年の優勝者は、ビョークの息子シンドリが入っていたバンドのDadadrengir。マムットはヴォーカルとメロディがユニークで、ビョークのいたタッピ・ティカラスを思い起こさせる。歌がアイスランド語なのもいい。
CDMammut 『Mammut』

星ジェフ・フー?(Jeff Who?)は、ゴースティギタル、スカッカマナゲ等のメンバーが入っているプロジェクトで、本人達はディスコ・バンドのつもりらしいが、ポップスの主流様式を全部内包して、その上にアイスランディック・ディスコをコーティングしたような感じ。いわゆる70年代のディスコ・ビートよりも、80年代のポスト・パンクっぽいリズムや雰囲気も濃厚。
CDJeff Who? 『DEATH BEFORE DISCO』

星2007年期待の新人ということであれば、例えばStorsveit Nix Noltes、OlofArnalds、Reykjavik!あたりも入れたいところだけれど、レーベルの問題があるのか未収録で残念。こういった新進気鋭のアーティストは、アルバムを聴いてこそ真価がわかるので、少しでも興味を持ったらぜひICELANDiaのショップに探求しに来てくださいね。
 
 それから、輸入盤と日本版の違いはボーナストラックだけではなく、曲目が若干違っています。特にバングギャング(バルディ・ヨハンソン)は本人の希望により日本のサウンドトラックからは抜かれていて、バングギャングはICELANDiaレーベルのアーティストでもあるので、ぜひぜひアルバム『サムシング・ロング』をお聴きください。
CDBang Gang 『Something Wrong』
 
 
 サウンドトラック収録曲とアーティストの個別の解説は、ICELANDiaのブログ
でも書いているので、もっと知りたい!という人はそちらも併せてどうぞ。

  
   小倉悠加(ICELANDiaレーベル代表)
 ⇒ICELANDiaブログ
 ⇒ICELANDia音楽ショップ
 Text by Yuka Ogura (C) Alljos Entertainment co., ltd.
posted by: SCREAMING MASTERPIECE | アイスランドコラム | 18:03 | - | - |
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